きみがため
百人一首は 恋の歌が多く
基本的に 大まかにいうと
私がこんなにもあなたのことで思い悩んでいるのにあなたは知らないんでしょうねぇ!あなたにはわからないんでしょうねぇ!
ってタイプの歌と
あぁ、、あなたは今日も来ないのねこんなにもあなたを待っているのに、、
死んでしまいたい、、、まじ死にたい、、
ってタイプの歌と
あなたを思って 今私は動いておりますよ
ってタイプの歌が多くて
本当に大雑把に言うと 恋という事象に対して 思い悩んでいる、ひょっとすると病んでいる 内容が多いです
そこで あれ、恋で浮き足立ってるようなルンルンな歌は無いのか、、?
と ふと 疑問になったわけです
みつけました!
君がため 惜しからざりし いのちさへ
長くもがなと 思ひけるかな
藤原 義孝
あなたと逢うためなら 死んでもいいやとも思っていた(どうとでもなれと惜しくも思わなかった)命までも、逢うことのできた今は、長くあって欲しいなと思うことであるよ。
藤原義孝さんのこと 少し調べたらですね
容姿端麗だったそうで
話逸れますけど イケメンだと そうやって 備考に書かれちゃうのか 羨ましいな!ってなりましたね
彼は 21歳で亡くなったそうですが、それを考えると この歌と照らし合わせてしまいますね、、21歳で亡くなるなんて、、
話を戻すと、前向きに生きていきたい!っていう歌が百人一首では珍しい部類だなと 思いました。
でも もしかしたら 彼の場合も 相手との付き合いが長くなるにつれて 思い悩むことも増え 悶々とした 歌を詠みはじめてしまうのかな、、とも 思ってしまいますね
この歌は 青春の始まりって感じで 若々しいな と思いました!