忘れじの

忘れじの ゆくすゑまでは かたければ

   今日をかぎりの いのちともがな


                                                儀同三司母



いつまでも 私を愛して 忘れないと 仰っている、 その遠い将来までは 頼みにしがたい から 今その言葉を聞いて 幸せな気持ちのうちに 死んでしまいたいものだ



という意味だそうですが



凄くないですか?!



そういう気持ち、めっちゃなる!!!ってなっちゃったよ!


将来、何が起こるか全くわからない

何かがあって 離ればなれになって疎遠になるかもしれない

そういう不安要素が


愛しい人から 愛してるよ、ずっと一緒にいよう、 結婚しよう と言われた時の 幸福感とは対照的に ムクムクと出てくるじゃあないですか


根暗だから そういう考えにすぐなっちゃう!とかじゃないと思うんですね



あらゆる事を失うのって 凄い怖いな〜って日々生きてて思ってしまいますけど

ホントそれな〜って言っちゃう 歌だなと



この歌を詠んだ人と今会えたとして友達になったとしたら


「え、まってめっちゃわかるんだけど〜!!それな〜!」

って大盛り上がりしちゃうよ、、



今でこそ SNSで繋がりやすい世の中ですから 場所は遠くとも連絡が取れますが


昔はそんなのは無く 次の夜相手が会いにきてくれるかも 全くわからん 時計もない 電気もない ただ暗闇の中 思いを募らせながら ひたすらに待つ 


考えただけでも ウワァォァッてなります、、、